三宮の夜はちょっと派手で、でもどこか切ない匂いがする。俺は趣味の掲示板で募った神戸のグループに顔出してて、その日の集合場所が居酒屋だった。
ネット掲示板で知り合うって、同じ趣味でつながってるから自然と盛り上がる。
自己紹介めんどくせぇなと思いながら席に着くと、向かいに座ったのが詩織だった。33歳、職業は受付嬢って言ってた。顔立ちはすっきりしてて、長めの黒髪をサラッと流してる。服はオフィス寄りのワンピースで、見た目は真面目。だけど腰のラインは強烈に出てて、スカートの裾からのぞく太ももが色っぽかった。
俺は26歳、独身。喋らないタイプってよく言われる。フェイスブックの写真も少なめで、実は喋らないほうが人はよく見るって考えだ。喋らずに間で相手を焦らせるのが得意で、じっと見つめてるだけで相手が先に動くのを見るのが好きだ。声で攻めるより、間で押し付ける。一瞬の沈黙で相手の顔が赤くなると興奮する。
居酒屋の宴会が終わるころ、詩織はトイレに行ったふりをして俺に近づいてきた。目が合って、少しだけ頷く。男慣れしてる感じはない。天然とは違う、欲求直球でこっちを見てくる圧がある。
「二次会どうする?」って誰かが言ったとき、詩織が小さな声で「ちょっと歩いてカフェ…?」って。俺は黙って頷いた。喋らないときの俺の目は怖いって言われるけど、その分、察する奴は動く。
駅前の路地を抜けて、小さめのラブホテル街に入る。三宮のネオンがぼやけて見える。詩織は「うちの人は出張多くて、夜は一人のことが多い」とぽつりと言う。うちの人って言い方、既婚の匂いがして背徳感が増す。
部屋に入って、シャワー借りたいと言われた。戻ってきた詩織はバスローブを羽織って、髪は半乾きで肩に落ちてる。タオルで耳を押さえる仕草が無防備で、俺の中の何かが反応する。俺は黙って彼女の背中を見るだけ。黙ってると、相手は早く動きたくなる。
「座って」って一言だけ発した。詩織は従順に腰を落とす。俺はゆっくり彼女の手を取り、指先から太ももへと滑らせる。バスローブの下の肌は薄く光ってて、太ももの付け根のラインが妖しい。俺は心の中で思う ここが好きだ このカーブ、最高だ、と。
俺は喋らない。沈黙をキープしたまま、唇を重ねた。キスは深くて、詩織の舌先が怯えながらも絡んでくる。ディープキスのたびに、詩織の手が俺の背中に絡みついてきた。彼女の胸が俺の胸に押しつけられて、布地越しでも乳首の固さが伝わる。
シャワー上がりの前戯は俺の得意技だ。舌先で鎖骨を撫で、胸元に降りて乳首を軽く転がす。詩織は「んっ…」と小さく漏らし、目を閉じる。そこで俺は下へ手を伸ばして内腿を撫でる。触れるたびに、ぬるっとした感触が伝わる。
「ここ、気持ちいい?」って軽く聞くと、詩織は答えず、顔を赤らめながら小さく頷いた。喋らない俺でも、頷きで受け取れば十分だ。
バスローブをつまんでゆっくり開くと、下は薄い下着だけ。ちょっと汗ばんだ肌の間から、割れ目がぬるっと光ってる。触れた瞬間に、ぐちゅって音がして、指先に粘り気が伝わった。詩織はびくっと身体を震わせ、声が震えた。
俺はさらに沈黙を続ける。間を支配するのが好きだ。詩織の目は潤んで、期待と戸惑いが混ざった表情になってる。だがここで一つ、詩織がためらうそぶりを見せる。目をそらして「…でもこれ、よくないかも」って小声で言った。背徳感だ。俺は手を止めて短く見つめ返すだけ。
詩織は少し唇を噛んで、でも手は俺の太ももを絡めてくる。欲求が勝ったのだ。俺は心の中でもう一度だけ繰り返す この喉元の震え、止められない、って。
シャワー上がりの次の段階。俺は立ち上がってズボンを下ろす仕草を見せると、詩織の呼吸が荒くなる。フェラさせるつもりはなかったが、彼女が自分で口を開いてきた。俺は黙って股間を差し出す。詩織の小さな手がそれを包み、口元に運ぶ。
最初はぎこちない。唇が震えて、唾液の量も少ない。でも咥えた瞬間に、じゅるっと音がして俺の先端が濡れる。詩織は顔を赤くして頑張るように上下運動を始める。ぬぽっ、じゅるっという音が部屋に響いて、俺の内心はどくどくした。カリが左に少し曲がってるのが俺の特徴で、押し当てると特定の部位にピンポイントで当たる。あいつの口内でその先端が当たる感触がたまらない。
フェラの合間に、俺は短く囁いた。言葉は少ない。だがセックス時の俺は支配的だ。詩織は「うん」と声を漏らして咥えるのを続ける。唇がピタッと締まって、カリの曲がりが上反りで喉元に直撃するたび、詩織はむせて顔を上げる。だがすぐにまた口に戻る。欲が勝ってる。
その後、初回は必ずコンドーム。俺はゴムを取り出して詩織に見せると、詩織は小さく「つけてね」と言った。そこにはどこか安心感と緊張が混ざっていた。
ベッドに横になって、俺は詩織の上にゆっくり乗る。間を支配するためにあまり喋らないが、動くときは鋭い。ディープキスを繰り返しながら、ゆっくり挿入する。ずぶっ、とゴム越しに入った瞬間、詩織の目が見開かれ、胸が震えた。
前戯は終わり。ここからが本番だ。詩織はまだぎこちなさを残しつつも、腰を預けてきた。俺は喋らずに、ただリズムを刻む。詩織の喘ぎ声が次第に大きくなって、体全体で反応を返してくる。
彼女の表情が激しく上下するのを見て、俺の思いのままになっている様子に興奮した。
次の仕込みが終わったところで、詩織が小さく息を切らしながら言った。
「…まだ、続くの?」
俺は無言でうなずくと、彼女は目を閉じて息を整えた。
ここで一回終わるわけがないだろ。
部屋の照明を落とすと、外の三宮のネオンがカーテンの隙間から滲んでいた。
詩織の体温がまだシャワー上がりのまま残っていて、近づくだけで甘い匂いがする。
コンドームの音が、やけにリアルに響いた。
腰を沈めると、ぬるっ…とした感触が根元まで包み込む。
奥で止まった瞬間、詩織の喉がひくっと震えた。
「ん…っ、待って、それ……当たる……」
曲がり型の俺の先端は、自然に左奥を突く。
そこが詩織の弱点なのか、目が勝手に潤み、膣の奥がぎゅっと締まった。
無言のまま、一度ゆっくり引き抜いてから、深く差し込む。
ずぷっ、ぬぷっ、じゅぷっ。
そのたびに詩織の呼吸が荒くなっていく。
腕を伸ばして俺の肩を掴み、「だめ、それ奥…くる…!」と声を漏らす。
俺は喋らない。ただ、腰の動きで支配する。
深く、浅く、緩急をつけて突き込むたびに、詩織の顔が崩れていった。
体をのけぞらせて、目の焦点が外れていく。
「っあ、やば、まって、イッ…ちゃう、のに…!」
腰を一度止めて、わざとゆっくり突き直す。
ぬちゅ、ぐちゅっ、と音が変わる。
そこからわずか三回で、詩織の体がびくびく震えて、俺の腕の中で溶けた。
「……あ、あぁ……イッた……」
その瞬間の力の抜け方。
ベッドに沈みながら、詩織は息を荒くして俺の胸に顔を押し付けた。
口元から漏れる吐息が熱くて、皮膚に当たるたびに神経が刺激される。
「一回でそんな顔してたら、まだもたねぇだろ」
口には出さない。でも、心の中では笑っていた。
体勢を変える前に、詩織が俺の胸を軽く叩いて「…ちょっと、上になってもいい?」と言った。
騎乗位。
無言で寝転がると、詩織は俺の腰にまたがり、息を整えながら自分で位置を合わせた。
ぬるっ、ずぶっ。
生々しい音。
詩織の尻が上下するたび、太ももがぶつかってベチッ、ベチッと鳴る。
胸が大きく揺れて、髪が頬に張り付く。
「これ…っ、すごい、奥が…変なとこ、当たって…っ」
そう言いながら腰を揺らす。
彼女はもう、完全に自分のペースを失っていた。
腰が勝手に動き、背中を反らせて快感に耐えている。
「もっと…突いて、下から……!」
言葉が出た時点で、詩織は理性を飛ばしてた。
俺は下から突き上げる。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。
そのたびに、詩織の腹筋がピクピク動いて、喉から変な声が漏れる。
「んっ、んぁっ、あ、あぁ……っ!」
脚が震え始めて、両手で俺の胸を押さえつけてきた。
「お腹、熱い…また…くる…!」
叫び声と同時に膣が強烈に締まり、二度目の絶頂。
体を上下させながら何度も小刻みに痙攣して、涙が滲む。
俺は腰を支えながら、まだ突き込むリズムを変えなかった。
動きを止めると余韻が消える。
だから一定の深さで、淡々と貫く。
「……もう、無理、止めて…でも、止めないで…!」
矛盾した言葉を吐く時が、一番女が崩れる瞬間だ。
動きを止めてゴムを外そうとした瞬間、詩織の目が動いた。
「えっ……生は、ダメだよね?」
声が震えてた。
俺はただ視線を合わせるだけで、何も言わない。
沈黙のまま、詩織が自分でゴムを取って、ベッド脇に捨てた。
その手が微かに震えてたけど、次の瞬間には腰を戻してきた。
生での挿入。
ずぶっ、と入った瞬間、音が変わる。
ぬちゅ、ぬちゅぅっ。
ゴムがない分、熱と締まりが直に伝わる。
詩織が「やばい…これ、全然違う…やば……」と息を漏らした。
動きを止めようとしない俺に、詩織は膝を開ききって受け入れる。
身体をくねらせ、汗を垂らしながら何度も腰を揺らす。
「こんなの…ダメ、旦那と全然違うっ……」
この言葉で、完全に堕ちたと分かった。
もう戻れない顔してた。
理性も罪悪感も、全部快感で上書きされてる。
膣が吸い付いて、抜けなくなる。
腰を突くたびに、ぐちゅっ、ぬちゅっ、と音が響く。
詩織は両手で俺の腕を掴んで、必死に耐えているようで、実際は求めてた。
「……もっと、奥でして……」
掠れた声。
その言葉に一気に突き上げた。
膣がキュウッと締まって、また震え出す。
息を止めて、目を閉じ、全身でイッてる。
「出すぞ」
低い声で囁くと、詩織は首を振った。
「…まだ出さないで、お願い……まだ……」
声が甘く濁ってる。
でも、もう限界は近い。
最後の一突きを浅く、浅く繰り返して、寸前で腰を止める。
生のまま、奥に突っ込んだ状態で動かず、詩織の髪を撫でた。
肩で息をして、目が潤んだまま俺を見てる。
「……なんで出さなかったの」
「次に出すから」
短い言葉のあと、詩織は小さく笑って、唇を重ねてきた。
キスの味が、ほんのり塩辛かった。
汗と涙と、快感の混じった味。
この瞬間、もう完全に詩織の中で“俺”が刻み込まれてた。
男の影を心の奥に植え付けられた女の顔を、俺は何度も見てきた。
けど、詩織のそれは、どこか違ってた。
壊れかけてるのに、まだ理性がかすかに残ってて、そのギリギリが一番エロい。
ベッドの上で息を整えながら、詩織はぽつりと呟いた。
「……次は、ちゃんと出してね」
俺は何も言わずに頷いた。
「……次は、ちゃんと出してね」
そう呟いた詩織の唇に、もう一度だけ軽く口づけた。
ベッドの中に沈んでいくような沈黙が流れていて、カーテンの隙間から見える兵庫の街明かりが、ぼんやりと部屋を照らしていた。
さっきまであれだけ激しく動いていた彼女の太ももが、少し震えたままぴったりと閉じられている。
もう一度、体を重ねた。
ぬるぬるのまんこが、チンポを全部飲み込んでしまう。
チンポを出し入れすると、茶色の竿にぬるぬると白濁した粘液が絡みついていた。
詩織の唇が開き、細い吐息が漏れた。
「っ……それ、また……あたって……ふっ……」
左奥をえぐるピストンごとに、彼女の脚が限界まで開ききり、太ももの内側に赤く残る爪痕が露わになる。 ぴたりと密着した腹同士がぶつかり、湿った肉音が部屋に反響する。
「やば……また、きそう……っ」
首を反らした彼女の体が小さく震え、俺は抱きしめたまま腰だけを振り続ける。 深く、ゆっくりと。 そのたび、詩織の肩が跳ね上がり、汗で光る肌に赤い筋が浮かぶ。 何度も絶頂した後の秘部は腫れ上がり、わずかな摩擦で肉壁が収縮し、透明な汁が飛び散る。
「も、もう……お願い……出して……」
目が潤み、俺の姿だけを映す瞳。
「……中で?」
「あたし……赤ちゃん、できても……いいから……」
その言葉で理性が砕け散り、腰を止めずぐっと奥を抉る。 詩織の体がピクンと跳ね上がり、膣内がびくびくと痙攣し、肉棒を締め上げる。
そのまま、俺の腰を両脚でがっちり巻きつけ、彼女の秘部が脈打つ中、熱い白濁が噴き出し、奥深くに溜まるのが視界の端でわかる。 汗ばんだ肌同士がべっとり張り付き、境界が溶け合う。 彼女の腹がわずかに膨らみ、受け止めた精液が逆流して太ももを伝う。
詩織はもう、あの掲示板でやりとりしてた「一線は越えたくない人妻」なんかじゃない。
完全に“俺の女”になった顔で、満たされたようにゆっくり目を閉じてた。
「あの人とは、全然……違うなって思った」
ぽつりと、天井を見つめながらそう言った。
“あの人”というのは、きっと彼女の夫のことだろう。
けれど、もうその存在さえ、薄れてきてるように聞こえた。
「わたし……今日のこと、忘れられないと思う」
吐息混じりにそう言ったあと、また静かになった。
髪をかき上げて、額にキスを落とすと、詩織は俺の胸に顔を押しつけて、くすぐったそうに笑った。
「……なんか、やばいね、こんなの……中毒になりそう」
その言葉は、冗談めいてたけど、目だけは真剣だった。
肌と肌が重なって、息と息が混ざり合うたび、確実に何かが染み込んでいく感覚があった。
そのあとシャワーを浴びて、並んでベッドに座った。
ホテルの時計が23時を過ぎていて、兵庫の繁華街の音が少し遠くに聞こえた。
「……次、また会える?」
スマホを操作していた詩織が、ふとこちらを見て聞いてくる。
画面には、出会い掲示板のアカウント削除ページが表示されてた。
「もう、あそこは使わなくていいかも」
“私の体、もうあんた専用でいいから”
言葉にしなくても、伝わってくる。
「じゃあ、また神戸のあの駅で待ち合わせな」
そう言うと、詩織は一瞬だけ困ったような顔をして、すぐに笑った。
そして、服を着ながらぽつりと漏らした。
「帰ったら、あの人には……どうしようかな」
日常に戻っても、詩織の体の奥には、今日の記憶が、熱が、感触が、全部残っている。
それはきっと、何度でも思い出して、疼くたびにまた会いたくなるような、甘くて熱い記憶。
スマホを手にして部屋を出る詩織の背中を、俺は無言で見送った。
エレベーターの扉が閉まる寸前、詩織が小さく笑って、俺だけに見せる顔を残していった。