宮崎の夏祭りは、橘通りを歩くだけで胸が高鳴る。提灯の赤い光、太鼓と笛の音、屋台の焼き鳥やたこ焼きの匂い。子どもの頃から慣れ親しんだ風景なのに、大人になってから来ると、妙に色っぽい空気を感じる。
俺は26歳、独身の営業職。性格は誰からも「気さく」と言われる。だが内心は別だ。人当たりの良さを仮面にしているだけで、本当は女の身体のことばかり考えている。人妻を堕とす背徳感に強烈に惹かれる自分を、もう隠すつもりもない。
その夜、友人と連れ立って宮崎神宮のお祭りに出かけた。人混みの中、たまたま列に並んだ屋台で隣に立っていたのが優香だった。32歳。藍色の浴衣に身を包み、髪をうなじでまとめている。胸元は少し開いていて、豊かな谷間がちらりとのぞいていた。
「けっこう並びますね」
俺が軽く声をかけると、優香は驚いたように振り向き、すぐに笑顔を返してきた。
「ほんとですね。金魚すくいの方が早かったかも」
それだけで空気が和み、屋台の順番を待つ間、自然に会話が続いた。
たわいない話題から始まる。どの屋台に並んだか、どの出店が一番美味しそうか。お互い「かき氷はもう売り切れてた」と笑い合い、気づけば距離が縮まっていた。
俺はすぐに切り込まない。むしろ「地元のどこが好きか」「子どもの頃に来た場所」なんかを話題に出す。優香は青島の花火大会が好きだと話し、俺は日向灘の海での思い出を語った。宮崎ローカルな話題が自然と盛り上がり、屋台を抜けた頃には、並んで歩くのが当たり前になっていた。
「この辺、混んでて歩きにくいですね」
「じゃ、こっち抜けましょうか」
そんな軽いやりとりで、俺は優香を人混みから少し外れた通りへと導いた。
橘通りを外れた裏道は、祭りの喧騒から少し距離がある。そこで初めて、彼女の横顔をじっくり見た。年齢を重ねているはずなのに、浴衣姿は若い娘に負けないくらい艶っぽい。胸元からこぼれる谷間に、理性がぐらつく。
「祭り、よく来るんですか?」
「いえ…久しぶり。旦那と予定が合わなくて、なんとなく一人で」
俺は心の中でガッツポーズした。家庭の会話に切り込めるタイミングが、自然に転がり込んできた。
「一人だとちょっと寂しいですよね」
「…まあ、たまには。こうやって話せる人がいると楽しいけど」
その一言に、彼女の孤独と欲求不満がにじんでいた。
祭りの終わりが近づき、俺は自然に声をかけた。
「このまま帰るの、なんかもったいないですね。ちょっと飲みません?」
一瞬迷う表情をしたが、優香は「…少しだけなら」と頷いた。
橘通沿いの居酒屋に入り、冷たいビールを注ぎ合う。火照った顔にアルコールが混ざり、優香の笑顔はさらに柔らかくなる。胸元からのぞく谷間は目の毒で、視線を逸らすのが難しい。
「旦那さんとは、あまりこういう時間ないんですか?」
「うん。仕事が遅いから…一緒に飲むことはほとんどないですね」
その言葉と同時に、彼女の指先がグラスの縁をなぞった。その仕草は無意識なのか、それとも誘惑なのか。どちらにしても、俺の理性を削っていった。
居酒屋を出ると、祭りの熱気はすでに収まり、人通りもまばらになっていた。裏道を歩きながら、俺は優香の手にそっと触れた。驚いた顔をしたが、振り払うことはなく、むしろ指先が絡んできた。
「ほんとは、ダメなんだよね」
彼女の声は小さく震えていた。でも、手は離れない。
そのままタクシーに乗り込み、ホテル街へ向かった。車窓に映るネオンと、横顔の優香。俺の心臓は、これまでにないほど高鳴っていた。
タクシーを降りて、宮崎市内のホテル街に入ったとき、優香は小さく息を飲んだ。提灯や屋台の喧騒が消えて、静かなネオンの明かりが通りを照らす。俺は彼女の手を握ったまま歩き、無言のまま一軒のビジネスホテルへ入った。
チェックインを済ませて部屋に入ると、優香はドアの前で立ち止まった。祭りで着ていた浴衣のまま、少し俯いている。
「…やっぱり、こんなのよくないよね」
「そう思うなら帰りますか?」
わざと軽い調子でそう言うと、優香は視線を揺らして首を横に振った。
「…帰りたくない」
それだけで十分だった。
俺は彼女を抱き寄せて唇を重ねた。最初はぎこちなく、でも舌を差し出すとすぐに絡んできた。背徳感に震えながらも、身体は俺を受け入れようとしている。
浴衣の帯を解くと、布が落ち、下着に包まれた豊かな胸があらわになった。ブラ越しでも形がはっきり分かるほど大きく、俺の掌からはみ出す。乳首をつまむと「んっ…だめ…」と声を洩らしながら、腰を揺らしていた。
下着を脱がすと、すでに濡れていた。指をなぞると、彼女はシーツに顔を埋めて喘ぐ。
「違うの…祭りの熱気で…」
言い訳しながらも、指を止めると自分から腰を動かしてきた。
ベッドに押し倒し、ゴムをつけて挿入する。最初の体位は正常位。ゆっくり押し入れると、優香は大きく目を見開いて声を漏らした。
「んあっ…! 奥に…!」
「久しぶりですか?」
「うん…旦那とはもう…」
そこで言葉を切り、涙ぐみながら俺に抱きついてきた。
腰を突き上げるたびに、彼女の身体が震える。両腕で俺の背中を抱きしめ、声を殺そうとしても殺しきれず、吐息が漏れる。
「やだ…気持ちよすぎる…!」
「旦那より?」
「…比べられない…!」
否定しながらも、腰は完全に俺に合わせて動いていた。
しばらく突き込んだあと、体位を変えた。次はバック。四つん這いの姿勢で大きな尻を突き出させると、優香は顔を赤くして振り返った。
「こんな格好…恥ずかしい…」
「旦那に見せたことありますか」
「ないっ…絶対ない…!」
腰を掴んで奥まで突き入れると、優香はシーツを掴んで仰け反り、絶頂に達した。
「だめっ…イっちゃう…!」
バックで突き上げるたびに、彼女は全身を震わせ、尻を揺らして俺のチンポを離さなかった。
限界が近づき、奥で熱が高まる。
「もうすぐ…」
「いい…出して…」
「ゴムの中で?」
「…ほんとは…中に欲しいの」
その言葉に、俺は背筋が痺れた。
ゴムの中に放つと、優香は腰を震わせながら絶頂を重ねていた。
俺は心の中で笑った。
こいつはもう旦那じゃ満たされない。次は必ず、中に出してやる。
祭りから一週間後。宮崎駅近くで待ち合わせた優香は、落ち着いたワンピース姿で現れた。浴衣のときより大人びて見えるが、胸のラインは隠しきれず、男の目を引きつけていた。
「今日は仕事早く終わったの」
「じゃあ、ゆっくりできますね」
「…うん。誰にも言えないけど」
ホテルに入ると、優香はバッグをソファに置いて、少し緊張した笑みを浮かべた。そのまま抱き寄せて唇を重ねると、彼女は迷いを見せるどころか、すぐに舌を絡めてきた。
下着姿になった優香をベッドに座らせ、俺はズボンを下ろしてチンポを突き出した。ためらいながらも、彼女は膝をついた。
「こんなの…私、どうかしてる」
「嫌ならやめますよ」
「やめられるわけないでしょ」
そう言って亀頭を唇に受け入れる。舌で転がしながら根元まで咥え込むと、喉の奥で「んぐっ…」と音が響いた。
「うわ…うまい」
「そういうの…言わないで、余計に濡れるから」
自分で認めてしまう人妻の姿に、背徳感で頭が痺れた。
そのまま押し倒し、挿入する。最初は正常位。奥まで一気に入れると、優香は息を呑んで目を見開いた。
「ちょっと…こんなに…!」
「痛いですか」
「違う…届くの、初めてで…怖いくらい」
そう言いながらも、腰を逃がさず抱きついてくる。
突き込むたびに髪が乱れ、吐息が熱を帯びる。
「お願い…ゆっくり…」
「でも、もっと欲しい顔してますよ」
「…わかる? 自分でも止められないの」
途中で体位を変えた。今度はバック。四つん這いで尻を突き出した優香は、恥ずかしさで顔を伏せた。
「鏡に映るの嫌…」
「俺は見たい」
「意地悪…でも、もっとして」
奥まで突き入れると、彼女の声はもう抑えられなかった。
「こんなの旦那に知られたら…」
「それでも欲しいんでしょ」
「欲しい…あなたじゃないとダメ…!」
限界が近づき、腰を押し付けて囁いた。
「中に出す」
「…いいよ、私の中に全部欲しい」
その瞬間、子宮口に向かって精液をぶちまけた。
「んあぁぁっ…! 熱い…!」
優香は震えながら尻を突き出し、絶頂の波に飲まれていた。
しばらくしてベッドに崩れた彼女は、髪を直しながら小さく微笑んだ。
「…また、会えるよね?」
震える声に、俺の中の支配欲がさらに掻き立てられた。
ホテルを出ていく後ろ姿は、妙に淫らで、目に焼きついて離れなかった。