転勤先の実家近くで中高時代の同級生と再会した
転勤することになって、ヤリまくりの毎日がやってきたときの記録だ。
偶然にも、転勤先は実家の近く。
オレは高校卒業後、神奈川の大学に進学して、そのままそっちで就職しました。
それからずっと神奈川住まいだったのですが、うちの会社が中部に新しく事業所をつくるって言うので、そっちに実家のオレに転勤の白羽の矢が立ったのでしょう。
とは言え、さすがにいい年して実家から会社に通うのは何なので、事業所の近くにマンション借りました。
引っ越してちょうど半年ほど経った頃、実家にちょっとした荷物を取りに帰りました。
その日は平日の昼間だったので、電車も人は少なかった。
ゆったりと席に座って電車に揺られていると、何か視線を感じた。
見ると、ちょっと離れた向かいの席に座っている女が、こっちをジッと見ている。
一瞬、目が合ったが、気のせいだろうと思い、すぐに視線を外した。
するとどうだろう。
その女がこっちにつかつかと歩み寄ってくる。
「ねえねえ、橘としきじゃない?」その女はオレの前で立ち止まり、オレのフルネームを呼び捨てで呼んだ。
あ、橘としきってのはオレの仮名ってことで。
妙に馴れ馴れしい感じだったので、
「何だ、こいつ」と思いながらも、
「ん、ああ、そうだけど」オレは不審気に返事をした。
そしてその女をよくよく見てみると、何となく見覚えがある。
ただ誰だか思い出せず、顔と名前が一致しない。
「わあ、久しぶり!元気してた?」向こうはそんなオレをお構いなしに親しげに話してくる。
「うん、まあね。」オレも適当に返事をした。
話しているうちに思い出すだろうと思って。
「橘、髪型変わったから最初分かんなかったよー。声かけようか悩んじゃった。」
「そう?オレはすぐに分かったよ。」本当は誰だか思い出せてなかったけど、そう言っておいた。
わーわーと年甲斐もなく女ははしゃぎながら、いろいろと話してくる。
オレも適当に話を合わせた。
完全に名前を聞くタイミングは逸してしまったし。
多分、中学か高校の同級生だろう。
同じ部活だったり、同じクラスにはなった事ないはず。
なのにこんなに親しげに話し掛けてくる女はいただろうか?駅に着きかけた頃、女は急に慌て出し、
「わあ、次で降りなきゃ。ね、携帯の番号教えてよ。」
「え、うん、ああ・・・。」正直、多少の不信感はあったが、彼女の勢いにおされ、オレは携帯を開いて自分の電話番号を見せた。
「ええっと・・・何か書くものない??」
「ん、ああ。」世話の焼ける女だなと思いつつ、カバンからボールペンを出して、紙の切れ端に携帯の番号を書いてあげた。
「ありがと、じゃあ、今度連絡するねー。」扉が閉まる瞬間に慌ただしく行ってしまった。
ポカーンとしてしまった。
何と言うかマイペースな女だ。
オレは一方的に喋る女に相槌を打つだけだった。
しかし誰だっだっけ。
実家に帰るとオレはすぐに中学と高校の卒業アルバムで確かめた。
その女とは中学、高校ともに同じだった。
藤原まなみ(仮名)と言った。
そう言えばいたなァという程度の記憶しかない。
卒業アルバムの顔は地味で素朴。
実際、当時はそんなに目立っていた存在ではないだろう。
さっき会った時の印象を思い浮かべ、アルバムと比べたら、女って変わるなあって思った。
彼女はいい女になっていた。
まなみはオレの携帯の番号を聞いておきながら、全くかけてこなかった。
1ヶ月くらいして忘れかけた頃、突然かかってきた。
最初は知らない番号からの着信だったので無視した。
2~3度続けてかかってきて、
「あ、もしかして」と思い出し、出てみるとまなみからだった。
「お、やっと出た。なかなか出てくれなかったねえ。」名乗りもしない。
まなみは一人でしばらくぺちゃくちゃと喋った後、急に、
「ね、明日、土曜日、暇だよね?飲み行こ。」と誘われた。
オレの都合などお構いなしのようだ。
マイペースすぎる。
まあ、実際、用事なかったので、誘いに乗った。
少々の下心もあった。
もしかして
「昔から好きだったの。」みたいな展開になって、オイシイ思いが出来るんじゃないかと妄想した。
いい女に化けたまなみとだったら悪くはないと思った。
翌日の夜、まなみは待ち合わせにちょっと遅れてきた。
仕事が長引いてしまったそうな。
飲みながら軽くお互いの近況報告しつつ、今、誰々は何々をしているという話をした。
オレは高校抜けてからずっと向こう暮らしで、帰省もあんまりする方ではなかったし、ほとんどこっちの友人とも連絡取っていないかった。
完全に浦島太郎状態だった。
まなみの話でかつての友人達の現状を知った。
ちなみにまなみは某保険会社の代理店で働いているらしく、仕事帰りのため、結構きっちりぴっちりとした服装だった。
タイトで短めのスカートは動く度にまくれあがってきて、黒タイツの太股の奥が見えそうになる。
彼女はそれに気付き、しょっちゅう元に戻していた。
胸元もけっこう開いていて、中が見えそう。
胸は明らかに大きい。
オレは目のやり場に困りつつも、やはり気になってしまう。
それで彼女の話を聞き逃す事もしばしば。
この体を使って営業やっているのかなと変な妄想をしてしまった。
オレもまさか保険入らされるのかと、多少構えたが、その話は一切出なかった。
最初は名字で
「橘」とオレのことを読んでいたまなみだったが、いつのまにか名前の呼び捨てに変わっていた。
さすがにオレは
「まなみ」とは呼べず、
「藤原」と呼んでいたが。
「私、昔、としきのこと、けっこう好きだったんだよ?。」会話の流れの中でそんな事をまなみは言った。
オレは、
「きたー!」と心の中で叫んだ。
この後、オイシイ思い出来るかも。
そして時間が過ぎた頃、
「この後の予定は?」などと探るように聞いてみた。
まなみは、
「ん?」と言いながら、オレの目をジッと見つめてきた。
そして、
「別に、お任せしますけど。」と意味ありげに微笑みながら答えた。
こうしてホテルへと行った。
ラブホテルで人妻になった同級生を生ハメしまくって子種を子宮に注ぎ込んだ!
部屋を選び、エレベーターに乗った。
エレベーターの中で激しくキスを交わした。
部屋に入って、そのまま抱き合いながら倒れるようにベッドに激しく抱き合いながら、舌を絡ませあったよ。
ちょっと一段落したところで、まなみはシャワーを浴びに行った。
しばらくしてバスルームからタオル一枚を体に巻いて出てきたまなみを見て、オレは興奮抑えきれなくなり、立ち上がり彼女を抱きしめた。
そしてまたキスをする。
そのまま手をまなみの大きな胸へとやり、タオルの上から揉みしごいた。
そしてそのままの勢いでタオルを引っぺがそうとすると、彼女はそれを拒んだ。
「私だけ裸になるの?としきも脱いでよぉ。」と妙に甘えたような声で言ってきた。
もっともだ。
オレも早くやりたくて仕方ないから、服を一気に脱いでトランクスだけになった。
まなみはその間、ベッドにちょこんと座りながらニヤニヤしてこっちを見ていた。
で、トランクスだけになったオレはまなみの隣に座り、彼女を抱き寄せた。
まなみはオレの胸の辺りを軽くさすってくる。
くすぐったかった。
そしてそのままベッドに押し倒した。
ここでやっとタオルの胸の辺りをそっと剥がす。
ボロンといった感じでおっぱいがこぼれる。
寝ているから潰れているが、かなり大きい。
オレは息をのんだ。
揉んでみると、柔らかく、それでいて弾力があり、揉み応え抜群だった。
そしてピンクと茶色の中間のような色の乳首を吸う。
「・・・ん・・・」と、まなみはここで初めて声をあげた。
オレは舌でコリコリと乳首を転がしながら、まだまなみの体にまとわりついているタオルを完全に剥がした。
そして片手でおっぱいを揉み、もう一方の手で彼女の股間に手をやる。
陰毛は逆三角形で濃い目だった。
それを掻き分け、割れ目にそって指を這わすと、その部分はもうじんわりと湿っていた。
そこをちょっと指でさするとすぐにパックリと開き、オレの指をすんなりと迎え入れた。
二本の指でぐちょぐちょとまなみの中をかきまわす。
異様な温かさと、液体でオレの指が溶けるんじゃないかと思った。
「んん・・・ん・・・」とまなみは最初は控え目に喘いでいたが、オレの指がクリを弄った時に、
「ん・・・ああっ!」と急に大きな声を上げるのでビックリして指を離してしまった。
「あ・・・やだ。変な声出しちゃった。そこ、敏感なのよね。」まなみは頬を紅潮させ恥ずかしそうに微笑んだ。
オレはそれを聞いて、調子に乗ってクリばかり攻めた。
「ちょ・・・ちょっと・・・もう・・・ああ・・・もぅ・・・ああっ!・・・・いい!・・・」
さっきまではどことなく余裕の見られたまなみだったが、ここを攻めると面白いように本気の反応を示し、昂ぶっていくのが分かる。
オレもそれに合わせ指の動きを激しくした。
「んぁああっ!」ついに彼女は背中を仰け反らせながら、クリを攻めるオレの手をぎゅっと強く掴んできた。
これがイッたって事なのだろうか、オレはここまで反応のいい女性をこれまで経験した事がない。
しばらくそのままハァハァと荒い息をしていたまなみは、オレの手を掴んでいた手を離し、無言でオレのトランクスの中に手を入れてくる。
そしてお返しとばかりにオレのチンコを握り、シュッシュッと擦り始めた。
そしてまなみはぐるっと体を捻らせ、オレの股間の方に顔をもっていった。
そして、
「うふふ」と妙な笑い声をあげながら、ゆっくりオレのトランクスをおろしてきた。
トランクスに抑えられていたオレの完全体のチンコが解放された。
そしてしばらくまなみはオレのチンコをしごいたり、玉をいじったりしていたが、ジッとオレのチンコを見つめながら、
「いきなりこう言う事したら、引くかなぁ。」と言ってオレの顔をチラリと見ながら、チンコを口に含んだ。
オレは女性経験少ないし、付き合ってきた女性も大人しく受け身な子ばかりだったから、こういう積極さにちょっと驚いたが、新鮮だった。
引くどころか、こういう積極的な女性は嫌いじゃない。
咥えたまま顔を上下させるまなみ。
そしてしばらくすると口を離し、
「こういうの嫌い?」と聞いてくる。
オレは無言でぶんぶんと首を横に振った。
するとまなみは
「ふふ」と笑い、またチンコを咥え、今度はさっきより激しくしゃぶってきた。
まなみはチンコを咥えながらもモゾモゾと体を動かし、69の体勢になった。
目の前に同級生のマンコがどアップでぱっくり開いている。
オレは内心、
「大胆だなあ。そんなに親しかったわけでもないのに。」と思いつつも、やはり積極的な女性はいいなと実感した。
オレも下からまなみのアソコに舌を這わせた。
汁がたっぷり出てくる。
彼女はたまに感じているのか、
「くぅ」とか言い、チンコをしゃぶる動きを止めたが、その後は負けじとオレのチンコを激しく攻めてくる。
オレも彼女の
「弱点」のクリを攻めた。
案の定、
「ぁああっ!」と彼女は思いっきり反応を示す。
そして、
「もう!それは反則よぉ。」と何が反則なのか分からんが、そう言ってくる。
オレは構わずクリ攻め。
が、さっきとは違い、まなみは感じながらも耐え、仕返しをするかのようにオレのチンコを更に激しく攻め立てた。
軍配はまなみの方に上がった。
オレはまなみのフェラのあまりの激しさと気持ちよさに、彼女を攻める動きが止まってしまい、
まなみの大きなお尻に顔を埋めて耐えながら、恥ずかしくも情けない声で喘いでしまった。
頃合を見たのか、まなみは急にチンコから口を離し、頭をこっちに向けて体を密着させ、太股を絡ませながら、
「まだイカせてあげないよ。」と意地悪っぽく耳元で囁いた。
オレはもう辛抱タマランといった感じで、がばっと彼女の上に乗る。
そしてチンコをマンコにあてがう。
そのままちらりと彼女の方を見ると、コクリとうなずく。
挿入した。
オレは腰を動かす。
まなみは、
「ん・・・・ぁ・・・・」と軽く喘いでいる。
オレは結構頑張っているのだが、まなみはさっきクリを攻められた時のような激しい声は出さない。
気になったのは、まなみはジッとオレの目を見ながら喘いでいたことだ。
オレは恥ずかしさから目をそらし、オレが突く度に、たぷんたぷんと揺れる彼女のおっぱいに目をやる。
上下する乳首を見ていると催眠術にかかってしまいそうになった。
さっきのフェラでけっこうきていたオレは早くも射精感が高まりだす。
が、ここでイってはまだ早すぎると我慢をしつつ突く。
するとまなみが唐突に、
「ね、私、上になっていい?」と素で聞いてきた。
オレが一所懸命腰を動かしているのに・・・。
「え、ああ。」オレは腰の動きを止め、彼女と体を入れかえた。
オレの上になったまなみは微笑をうかべながらオレを見下ろし、最初は試すかのようにゆっくりゆっくり腰を前後に動かす。
かと思うと急に摩擦で陰毛に火がつくんじゃないかというくらい、激しくかき回すように動いたり、まさに緩急を入り混ぜた騎上位だ。
彼女のスレンダーながらもところどころむっちりとした感じの身体。
やらしい雰囲気むんむんで、腰をうねうね動かしている。
それに合わせて揺れる乳。
興奮だ。
「ね、としき、気持ちいい?」と腰を動かしながら、まなみに聞かれた。
「・・・うん。」
「私もそういうとしきの顔見るの好き。」そう言って段々と腰の動きを速めてくる。
彼女は攻める方が好きなのだろう。
かなり持続した速い動きにオレは耐え切れず、
「まなみ・・・もうイキそう・・・。」イキたいところだが、中で出すのはまずいんじゃないかと思う。
が、まなみは気にする様子もなく、腰の動きを止めない。
オレはまなみの腰に手をやり、どうしていいか分からず、結局、そのまま彼女の中で果ててしまった。
「ううっ・・・」情けない声を出し、びくんびくんと脈打つオレのチンコ。
まなみはそんなオレの上で、オレの精液を残らず吸い上げるような感じで、ゆっくりゆっくりとまだ腰を動かすのをやめない。
そしてしばらくすると
「ふーっ」と大きく息をして、オレにしがみついてきた大きなおっぱいがオレの胸にむにゅっと押し付けらる。
オレとまなみはそのまま抱き合いながらしばし余韻に浸った後、お互い事後処理をした。
まなみはオレに背を向けティッシュでアソコを拭きながら、背中越しに、
「うふふ、としき、いっぱい出したねえ。」と妙に嬉しそうな声で言っていた。
オレはちょっと恥ずかしくなったが、中出しはやっぱりヤバかったかなという不安感もあった。
その後しばらくベッドで横になり互いの体を軽くまさぐりながら話などをした。
すると唐突にまなみが、
「ね、一緒にシャワー浴びようか。」とオレの腕を引っ張り、オレはバスルームへと連れて行かれた。
見るからにいやらしい体の女が泡に塗れながら、オレの体を洗ってくれる。
行った事はないが、ソープってこんなんなんだろうかと思ってしまった。
また勃起した。
勃起したチンコをニヤニヤと見下ろしながら、泡のついた手でしごいてくるまなみ。
「ね、後ろからやってみる?」と唐突にまなみに促される。
バスルームでバック、憧れていた行為だ。
オレは初めてで、入れるまでかなりもたついた。
オレはそれまでに付き合った女性は二人だけだし、風俗もヘルスに1回だけ行った事があるだけ。
基本的にはセックスはその付き合った二人としかやった事がなく、しかも最後にやったのは二年くらい前という始末。
経験少ない方だ。
まなみはどうなんだろう。
卒業アルバムからは想像もつかないくらいやらしい女だ。
誰が彼女をこんなにしたんだろうな、そんなくだらないことを考えたら何か余計と興奮してくる。
そんなこと考えて後ろからただやみくもに突いていたら、すぐに果ててしまった。
今度はちゃんと抜いて、まなみの尻の辺りに放出した。
オレは先にバスルームから出て、ベッドに横になった。
しばらくするとまなみも出てきて、オレの横に寝た。
そして何も言わず、オレのチンコをまた咥えだした。
オレは正直、短時間に二回もやって、もう疲れていたのだが、彼女はそんなのお構いなしに、
「なーんか、とまんなくなっちゃった。」と言っていた。
すると急に携帯の着信音が鳴った。
一瞬、どこから何の音が鳴っているか分からず、ビックリした。
どうやら彼女のバッグの中からのようだ。
彼女は無言でフェラを中断し、裸のまま手を伸ばし、携帯を見る。
そしてさっとメールチェックを済ませると、携帯をポーンとバッグの中に戻した。
そして何事もなかったかのように、フェラの続きを始めた。
つい気になって、
「携帯、いいの?」と聞いてみると、
「ぅん。」咥えながらまなみは答える。
「彼氏からだったりして。」オレは冗談っぽくそう言ってみると、
「違うよ。
旦那。出張中なの。」まなみはサラッとそう答えた。
さすがに旦那と言う言葉に驚き、オレは腰を引かせながら、
「えっ!ちょ・・・ちょっとまった・・・。旦那って・・・結婚してるの?」まなみは何を驚いているのと言ったような顔で、
「大平かずや。
としきも知ってるでしょ。」淡々と言い、またチンコを咥えようとしてくる。
「ちょ・・・」オレは動揺した。
彼女を引き離し、説明を求めた。
さっき飲んだ時にまなみは結婚しているなんて一言も言わなかった。
正直、彼氏はいるだろうなって思っていた。
まあ、でもそこはあえて考えないようにして楽しんでいた。
まさか既婚者だったとは。
しかも夫も同級生の大平かずや。
結婚して3年になるという。
大平とは同じ高校で2年と3年の時、同じクラスだった。
オレの当時の遊び仲間の一人だ。
もう10年近く会っていないとは言え、さすがにオレは真っ青になった。
「ちょ・・・もうやめよう。」オレはそれでも咥えてこようとするまなみに言ったのだが、
「大丈夫だって。」しかしオレのチンコは大丈夫じゃない。
萎縮してしまった。
「あはは。としきは真面目だなあ。」まなみは別に気分を害するわけでもなく、そう言って笑っていた。
結局、この晩はこれでおしまいになった。
彼女にタクシー代を渡して、オレは徒歩で逃げるようにして帰った。
ただ情けないことにオレはこの晩以降もまなみとの関係を続けた。
ヤバイと思いながらも、まなみの誘いを断りきれなかったのだ。
ベッドの上でまなみからいろいろと大平との事を聞いた。
大平とは3ヶ月交際しただけで結婚したとのこと。
聞けば大平は高校時代、まなみのことが好きだったんだと。
まなみは大平のことは何とも思っていなかったそうだが。
皆で会う機会があり、そこで再会して、まなみに言わせれば何となく付き合いだし、何となく結婚した。
大平にしてみれば劇的な再会だったのかもしれんが・・・。
子供はいない。
それどころか大平とはここ一年以上はセックスレスだという。
まなみ自身の浮気は結婚してオレで3度目だと。
大平が浮気しているかどうかは全く興味ないから知らないとのこと。
まなみはオレと一緒になりたがっているようだ・・・。
聞けば大平は出張が多いらしく、まなみも保険の仕事をバリバリとこなしている。
当然、すれ違いが多くなり、こういう結果になったのだろう。
・・・と他人事のように分析している場合ではない。
半年くらい経った頃、まなみが妊娠した。
その後のゴタゴタには精神がまいった。
そして精神まいっている暇がないほど、金銭面で苦境にたたされたっけ。
慰謝料、弁護士への報酬、引越し、出産に向けて受け入れの準備。
まなみとは子供が生まれた後、数ヶ月してようやく籍を入れられた。
「オレの子じゃないのは確かだが、お前の子である事を祈っているよ。」
大平には最後にそう言われたっけ。